コンプライアンス基本方針
はじめに
今日、企業や組織あるいは任意のコミュニティにおいても、社会的責任や公共的使命を要請されています。それに応えるためには、一般社団法人まめな・まめなコモンズは、またここに関わる一人一人は、法令や社会的規範を遵守して活動を行うことが重要であるとの認識が必要です。そのような活動姿勢こそが、明るい組織と外部との健全な関係を築き、活動を通して社会の発展への貢献や、社会から高い信頼と評価を得ることができると考えています。 ここに掲げるコンプライアンスマニュアルは、まめなに関わるすべての人が守らなければならない基本原則です。さらにこのコンプライアンスマニュアルを作成、明文化することで満足するのではなく、その内容、運用に関し常に学び、改善改編していくことに努めます。私たちの目指すところは、公正かつ適切な活動を行い、社会的責任を果たしていくことです。ここに私たちは誠心誠意基本方針及び法令・ルールを遵守し、より倫理的な組織文化を構築していくことを宣言します。
令和5年4月1日 一般社団法人まめな・まめなコモンズ
1 目的と基本姿勢
このコンプライアンスマニュアルは、まめなの活動を遂行する上で、特に重要と思われる問題に関して注意を要する事項をまとめたものです。したがって、これがすべてを網羅するものではありません。あくまでも基本的な考え方を示したものです。 ここで、触れられていない問題、または自分だけでは答えを見つけにくい複雑な問題等については、コンプライアンス担当者に相談、報告してください。
もし、相談や報告に対して何らかの報復が加えられるようなことがあれば、事実関係を調査し、それを正していきます。問題があれば、声に出すように心がけてください。私たちは、健全公正な活動を通して社会の発展に貢献していくことを目指していきます。
2 まめな行動指針
(1) 活動のあらゆる場面で、関係法令を厳格に遵守します。
(2) すべての人々が安心を得られるような徹底した安全対策を図ります。
(3) ひとりが公正、公平に評価され、活動意欲が促進される環境を実現します。
(4) 循環型社会の形成を目指し、地球環境の保全に努めます。
(5) 政治、行政等との健全かつ透明性の高い関係を構築します。
(6) 反社会的勢力を排除し、不法行為及び不当要求行為を断固拒否します。
(7) 地域社会の一員として、社会貢献活動に積極的に取り組みます。
(8) 第3者に対し適時適切に活動情報を開示します。
(9) 本マニュアルを尊重して活動に取り組むとともに、本マニュアルに反する事態が
発生した場合には、原因究明と再発防止に努めます。
3 組織体制
- 組織
コンプライアンスに関する組織は次のとおりです。
① コンプライアンス委員会
構成:
一般社団法人まめな 代表理事・担当理事2名
職務:
コンプライアンスマニュアルの策定・変更
コンプライアンス統括部署ならびに担当者の役割と責任の明確化
コンプライアンス体制の整備状況について定期的な点検
不祥事発生時の対応と再発防止策
コンプライアンス体制の構築、運用
コンプライアンスに関する指導、改善
コンプライアンスに関する研修の実施
- 相談窓口
日常の業務において、コンプライアンスの観点から疑問が生じた場合には、下記のとおり相談してください。
相談者
↓
任意の理事もしくは任意のコモンズメンバー
↓
コンプライアンス委員会
- 内部通報窓口
まめな内で違反行為が行われている場合には、コンプライアンス委員会に通報してください。通報は、匿名でも受け付けるとともに、メール、書面等どのような方法でも構いません。また、通報の事実が漏洩しないようセキュリティに配慮し、通報者の氏名等は開示しません。通報された内容は、必要に応じてコンプライアンス委員会に報告します。
なお、組織内で違反行為が行われている旨の通報が外部から寄せられた場合についても本窓口において受け付け、内部通報に準じた処理を行います。
コンプライアンス委員会
メールアドレス:compliance@mamena.or.jp
4 行動基準(守るべきルール)
- 社会との関係
① 地域社会への貢献
社会の健全な発展の担い手として、社会貢献活動に積極的に参加し、またこれらの活動を支援する。
② 反社会的勢力との対決
反社会的勢力からの取引や金銭などの要求には毅然として対応し、 一切関係を持たない。一方で、まめなは自らの利益を得るために反社会的勢力を利用したり、利益供与も行わない。
③ 公正透明な政治参加政治献金や各種団体への寄付などを行う場合は、公職選挙法や政治資金規正法等を遵守し、誤解を招くような行動をしてはならない。
④ 環境に配慮した産業廃棄物の処理、土壌汚染防止等に関する法令を遵守し、環境保護の意識の向上に努める。
- まめなへの宿泊、施設利用者との関係
① 活動情報の開示
宿泊ならびに施設利用者に関わる、まめなの活動全般について、適時適切に情報を開示する。
② プライバシーの保護
個人情報は、適正に管理し、本来の目的以外に使用しない。 また、裁判所の命令等の正当な理由がない限り、本人の承諾なく、これを外部に開示しない。
③ 安心・安全の確保
宿泊ならびに施設利用者が安心・安全に過ごせるための最善の手段を講じる。
- 会員との関係
① 活動情報の開示 事業報告、財務状況など活動全般について、適時適切に情報を開示する。
② 正確な記録業務に関する記録は正しく記録し、特に、会計帳簿、伝票、契約書等は関係法令、社内規程に定められた期間保存しなければならない。
- 内部における人間関係
① 人権の尊重
人権を尊重するとともに、人種、信条、 性別、宗教、国籍、年齢、学歴、その他個人的な特性に基づいた差別は、いかなる場合にあっても、行ってはならない
② セクシャル・ハラスメント等の禁止
性的な嫌がらせや立場を利用した嫌がらせ、また、それらと誤解されるおそれのある行為を行なわない。
③ プライバシーの保護
個人情報は、適正に管理し、本来の目的以外に使用しない。 また、裁判所の命令等の正当な理由がない限り、本人の承諾なく、これを外部に開示しない。
④ 労働関係法令の遵守
労働関係法令を遵守し、適正な管理を行う。
⑤ 活動環境の安全衛生
整理整頓に努め、快適な活動環境を保つ。また、安全衛生に配慮し健康増進に努める。
5 違反者に対する措置
このコンプライアンス基本方針に違反した者や違反行為を放置した者については、 委員会において専門知識を有する外部第三者の指導のもと、適切な措置、処分を行う。
初版 令和5年4月1日
改訂1 令和5年10月17日